メタバース・VRの中で「Webサイトを表示する」は、パソコン・スマホと何が違うのか?

国産メタバース・VRプラットフォームのclusterに自分の部屋を作りました。アバターは、Spatialで使われているRPM(レディープレイヤーミー)を、clusterの形式(VRMアバター)にUnityを使って変換しました。でもメガネがうまくついてこなくて、clusterでは、メガネ無しで活動してます。

そして、オムロンのメタバースへ遊びにいきました。
オムロンのワールドは、ご覧のとおり、Webサイトが開いたり、動画が流れているだけです。
これだけなら、「Webサイトで十分なのでは?」と思われるでしょう。

今回は、メタバース・VRの中で「Webサイトを表示する」は、パソコン・スマホで「Webサイトを表示する」のと何が違うのか?について、考えました。

メタバース・VRと、パソコン・スマートフォンとの違い

とくに今回の事例のように、「メタバースの中で通常のWebサイトを見せるだけ」という場合、主に2つの違いがあると考えています。

没入感と体験: メタバースでは、ユーザーはWebサイトそのものだけを見ているのではなく、周りの環境の中に入り込んだ(没入)状態で、コンテンツを閲覧します。この環境による効果で、ウェブサイトや動画コンテンツをよりダイナミックかつ体験的に感じることが可能です。これは、パソコンの中で映画を見るのと、部屋でホームシアターで映画を見ることの違いと似ています。

他のユーザーとの相互作用: メタバース内では、他のユーザーと共にコンテンツを体験することができます。これにより、ウェブサイトや動画を見る際に、コミュニケーションが生まれる可能性があります。

メタバース

特に後者については、さまざまな可能性があります。例えば、モノやサービスでも、検討や購入に複数の意思決定が必要な場合があります。赤ちゃんの服は、新米お母さんだけではなく友達や実母の話を聞きながら選びたいかもしれないですし、家・お墓・車など単価が高いものも、意思決定に複数人が関わります。BtoB向けもそうですね。

メタバースでは、多くの人が同時に参加し、同じコンテンツを共有できるため、意思決定が速い可能性があります(実際に実験したことはありません)

また、情報格差が大きくあるもの、例えば「ウィスキー」について考えてみると、知っている人、と知らない人の間にある情報格差は大きなものです。両者がともに同じ体験を通じてコミュニケーションを取ることで、マニアの目線(そのモノやサービスを楽しむ目線)を、他の人に伝え、ファンを作る可能性があります。

複数人で、場を共有してWebサイトを閲覧することの効果

前述のことも踏まえ、複数人でコミュニケーションを取りながらWebサイトを閲覧することの効果としては、次のようなことが考えられます。

社会的相互作用: 他の人と一緒にWebサイトを見ることで、意見の共有、ディスカッション、協働学習などの社会的相互作用が生まれます。これは、一人で閲覧する場合には得られない経験です。

情報理解の深化: 他の人と情報を共有し、ディスカッションすることで、異なる視点や考え方を得ることができ、理解が深まります。新たな知識や見解を得ることができます。

学習効果の向上: 教育においては、協働学習が学習効果を高めるとされています。他の人と一緒に学ぶことで、より学習が促進され、記憶にも残りやすくなります。

モチベーションの向上: 特に共通の目的や関心がある人と一緒の場合、意見交換が刺激となり、より積極的に情報を探求することができます。

共感とサポート: 特に難しいトピックや深い感情を伴う内容の場合、サポートしてくれる人の存在や、他の人からの共感を得ることで、精神的な安心感を得て理解を深めることが可能です。

まとめ: メタバース・VRの中で「Webサイトを表示する」は、パソコン・スマホで「Webサイトを表示する」のと何が違うのか?については、「他の人と一緒であることのメリット」であると言えます。まず、メタバース・VRの前に、Webサイトを充実させないといけないですね!