メタバースイベント:桧山農場 自然栽培と微生物の楽園 ご来場ありがとうございました

桧山農場 自然栽培と微生物の楽園

当イベントの出張イベントのご依頼について

農業系の学校、組織、企業さまに向けて、当イベントの出張イベントのご依頼を承っております。自然栽培や微生物について身近に感じていただけるメタバースイベントです。詳細は「お問い合わせ」よりお問い合わせください。

9/28はたくさんの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。メタバース空間とYouTube、合わせて100名ほどの方にご参加いただきました。

ギャラリーでは桧山農場の取り組みをパネル展示でご覧いただき、黄金の稲穂が揺れる広場で、桧山農場のYumiさんと旦那さん(当主)より、自然栽培と微生物についてスピーチいただきました。実際に試行錯誤して取り組まれている方からのお話はとても貴重ですね。

その後、いよいよ地下の美しい微生物ゲームコーナーへ!微生物の特徴を学びながらゲーム感覚で楽しめる場所です!メタバース空間はこれからもいつでも入っていただけますので、ぜひ遊びに行ってみてください。

 

「自然栽培と微生物の楽園」メタバースイベント内容

自然栽培でお米づくりを行う桧山農場が、メタバースの世界に登場!
自然栽培に欠かせない微生物の世界を、バーチャル空間で体験しよう。

小さな職人たちを、知っていますか?おいしいお米の秘密は、実は土の中の小さな主役たち、微生物にあるんです!
化学肥料や農薬に頼らない自然栽培では、この小さな生き物たちが大活躍。でも、目に見えない彼らの世界、想像できますか?

今回のメタバースイベントでは、その神秘的な微生物の世界に、バーチャルだからこそできる方法で潜入!
きっとあなたのお米の見方が変わるはず。自然の力って、すごいんです!

 

桧山農場について

桧山農場は、北海道石狩郡当別町に位置し、1950年に創業しました。桧山由美さんと夫の二代目当主が運営している農場で、伝統的な米作りから特別栽培、JAS有機栽培、そして自然栽培へと進化しています。

農協に頼らず、OEM、直販、卸を通じてお米を販売し、より良い品質のお米をお客様のもとへ直接お届けしています。特に北海道ブランド米「ゆめぴりか」を含む複数のお米を栽培しています。桧山由美さんはWEB3にも関心を持ち、NFTの活用やメタバースも楽しんでおり、最近では生成AIも勉強中です。

 

自然栽培と有機栽培の違い

自然栽培と有機栽培には違いがあります。有機栽培は、化学肥料や農薬を使用しない代わりに、認可された有機肥料や天然資源を使用します。一方、自然栽培はそれらの外部資源も一切使わず、自然の力だけで作物を育てる方法です。桧山農場では、この自然栽培を採用し、微生物の力を最大限に活用しています。微生物は土壌の健康を保ち、作物が必要な栄養素を供給します。これにより、化学肥料や農薬に頼らない持続可能な農業が実現します。

 

ゲーミフィケーションをメタバースに応用

今回のイベントでは、ゲーミフィケーションを活用して、微生物の世界を楽しく学べるようにチームで考えました。ゲーム形式で微生物の特徴や働きを学ぶことで、参加者は自然栽培の重要性とその魅力を深く理解することができます。この取り組みは、17Campusの理念に基づき、バーチャルでの体験を通じて思考変容を促し、リアルな行動変化を生むことを目指しています。ソーシャルグッドな体験を提供することで、参加者一人ひとりが持続可能な未来に向けた行動を起こすきっかけとなるといいなと考えています。

今回のメタバースイベント「桧山農場 自然栽培と微生物の楽園」は大成功でした。自然栽培と微生物の重要性を学ぶ良い機会となり、多くの方々に楽しんでいただけたようです。これからもメタバース空間での体験を提供し続けますので、ぜひ遊びに来てください。

次回のイベント情報もお見逃しなく!

スピーチダイジェスト

当日お話いただいた内容のダイジェスト版です。桧山農場さんについて、詳しくはWebサイトをご覧ください

桧山農場が挑む自然栽培:その道のりと学び

 

慣行栽培から有機栽培へ:安心安全なお米を目指して

桧山農場は、長年続けてきた慣行栽培から有機栽培へと舵を切りました。この決断の背景には、農薬や化学肥料が人体や環境に与える影響への懸念がありました。 1950年代以降、農薬や化学肥料の登場により、桧山農場は安定した経営を続けることができました。

しかし、農場を引き継いだ現在の当主は、これらの農薬や化学肥料が体に合わないと感じ始め、土壌や環境への影響も心配するようになりました。 そこで、農薬や化学肥料を減らす農法を模索し始め、たどり着いたのが有機栽培でした。有機栽培は化学肥料や農薬を使わず、有機肥料のみで作物を育てる方法です。この方法により、土壌や環境への負担を軽減し、より健康的な作物を育てられると確信しました。 しかし、有機栽培への移行は簡単ではありませんでした。土壌の改善には時間と労力がかかりましたが、努力を重ねた結果、作物の成長が良くなるのを実感できました。

 

自然栽培との出会い:木村秋則氏の影響

その後、桧山農場は有機栽培からさらに一歩進んだ「自然栽培」という農法に出会います。自然栽培は、農薬や化学肥料はもちろん、有機肥料すら使用せず、自然の力のみで作物を育てる方法です。 この農法との出会いのきっかけとなったのは、「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則氏でした。木村氏の「自然から学べ」という言葉に感銘を受け、桧山農場は自分たちの地域の自然から学ぶことを大切にしながら、自然栽培に取り組み始めました。

 

自然栽培の挑戦:試行錯誤と学び

自然栽培への移行は決して容易ではありませんでした。特に、田植え後の除草作業は大変な重労働でした。しかし、試行錯誤を重ね、機械の改良などを行うことで、雑草を減らすことに成功しました。 この過程で、桧山農場は土壌微生物の重要性を再認識しました。土壌微生物は土壌の構造を改善し、健康な作物を育てるための重要な役割を果たしています。さらに、土壌微生物が活発な土壌は、異常気象にも強いと考えるようになりました。

 

自然と共に生きる:桧山農場の新たな視点

自然栽培を通じて、桧山農場は「自然と共に生きる」という新たな視点を得ました。作物は自分たちが作っているのではなく、自然の力によって成長するものであり、自分たちはその成長を手助けしているに過ぎないということに気づかされたのです。 桧山農場にとって、自然栽培は単なる仕事ではありません。それは自然と共存し、命を育む重要な役割を担っているのです。

この素晴らしさを多くの人に伝え、次世代へと繋げていくことが、桧山農場の新たな使命となっています。 自然栽培への挑戦は、桧山農場に多くの学びと新たな視点をもたらしました。これからも自然と共に歩み、安心安全な作物を育てる努力を続けていくことでしょう